はじめに
捻挫からの回復には、段階的なアプローチが重要です。
以下は基本的なReturn to Play (RTP) プロトコルの例ですが、個々の状況に応じて調整が必要です。
医師や理学療法士、トレーナー、日本の場合は柔整師とかのアドバイスを受けながら行いましょう。
第1段階: 急性期の管理(RICE処置)
- 安静: 捻挫部位を休ませる。
- 冷却: 捻挫直後から48時間程度は、15〜20分間隔で冷却パックを使用して腫れや痛みを軽減します。
- 圧迫: 捻挫部位に圧迫バンデージを巻くことで腫れを抑えます。
- 挙上: 捻挫した部位を心臓よりも高い位置に保つことで腫れを抑えます。
第2段階: 可動域の回復
- 軽度のストレッチングや可動域を増やすエクササイズを開始します。
- 痛みが許す範囲で徐々に荷重をかけ始めます。
第3段階: 強化
- 筋力トレーニング: 捻挫した部位周辺の筋肉を強化します。
- バランスとプロプリオセプション(自分の体の位置を感じる能力)のトレーニング。
第4段階: スポーツ固有のトレーニング
- 徐々に競技ダンスの動きや技術を取り入れていきます。
- 捻挫した部位への負担を徐々に増やしていきます。
第5段階: プレーへの復帰
- 本格的なダンスへの復帰。
- 医師や理学療法士の許可を得てから試合や本格的なトレーニングに復帰します。
受傷直後の処置はとても大切です。
また、ケガからの復帰に大事なのはケガをする前よりも良い状態で復帰する事です。
第3段階、第4段階が最も重要な時期となります。
これらのトレーニングもスタビライゼーションは効果的です。
各段階は痛みや腫れの状態を常に評価しながら進める必要があります。
症状が悪化した場合は、前の段階に戻ることも必要です。
医療専門家のアドバイスに従い、無理をせず慎重に進めてください。