競技ダンスで必要な体幹トレーニングとは

競技ダンスをする上で、体幹を鍛えることはとても大事です。体のラインも綺麗になりますし、しなやかに力強く踊るためには必ず必要なこと。体幹トレーニングはきついですが、慣れてしまえば案外続けられます。また、目に見えて効果が現れるので、モチベーションを維持するのはそれほど難しくありません。

この記事では、競技ダンスをする人が体幹を鍛えるメリットと、家でできる簡単なトレーニング方法をご紹介します。ダンスの質をあげたいと思っている人はぜひ参考にしてください。

1.競技ダンスをする人が体幹を鍛えるメリット

体の土台が作れる

なんでも土台ができていればその後はスムーズにことが運びますよね。それは体も同じで、体幹という土台がしっかりとしていればその後のトレーニングもより効果が高まります。体幹が鍛えられているということは、1本の棒が体の中心を通っているイメージ。競技ダンスで一番大事なトレーニングは体幹だ、というコーチが多いのも頷けます。

太りにくくなる

体幹を鍛えたらもちろん体全体の筋肉量が増えます。そうすることで代謝も上がるので、太りにくい体を作ることができます。体幹はいわゆるインナーマッスルなので、見た目は細いままをキープし筋肉量をアップさせることが可能です。

姿勢が綺麗になる

競技ダンスの審査基準の中に”演技の美しさ”があります。体幹トレーニングをすることで、体のズレを自然と矯正してくれるので骨盤などが正しい位置に戻ります。演技では第一印象が大事なので、姿勢が綺麗だったらそれだけで好印象。特に猫背の人やお腹がたるんでいる人は体幹を鍛えることから始めたら良いでしょう。

演技のレベルが上がる

体幹を鍛えることで、より力強く、より身軽に踊れるようになります。ダンスをする上でこれは大きなメリット。同時にバランス感覚も鍛えられるので、ふらつきやすい姿勢でも綺麗に静止することができるようになります。演技に安定感が出るので、見ていて美しいものに仕上がります。

腰痛に効く

競技ダンスをしていると腰痛に悩まされる人は多いです、これは男性だったら相手を持ち上げたり、支えたりすることで腰に負担がかかるからです。反対に女性は、男性に支えられながら思いっきり体を反る動きが頻繁にあります。日常生活ではあまり使わないような筋肉を使うので、それによって腰を痛めてしまうのです。ただ、体幹を鍛えると腰痛がよくなることはあらゆる場所で証明されているので、多くの人が実践しています。腰痛がなくなったら、腰をかばう必要もなく攻めの演技ができるでしょう。

体力アップ

体幹トレーニングはハッキリ言ってかなりきついです。最初のうちはたった30秒でも疲れるでしょう。毎日続けていると体力が驚くほどつきますし、徐々に疲れにくい体になります。競技ダンスは見た目以上に体力がいるスポーツ。1曲踊るだけでも息切れがするほどなので体力はつけておかなければいけません。

2.ダンス目的の体幹トレーニング

競技ダンスをする上で取り入れた方がいい体幹トレーニングをいくつかご紹介します。

エルボー・ト―ストレートトランク(プランク)

一番オーソドックスな体幹トレーニングです。肘とつま先を床につけ腹筋に力を入れて体と頭・肩・腰・膝・踵までをまっすぐにキープします。きついかもしれませんがここで膝をつけてはいけません。肘から手先までは床につけていて大丈夫です。この時目線まっすぐ床を見つめましょう。15~30秒×3セットが目安。

エルボー・90アンクルストレートトランク(サイドプランク)

横向きの体幹トレーニングです。片方の腕をまっすぐと床に垂直におろし肩の下で床と垂直になるように肘から前腕を床につきます。、足の側面を床につけます。片方の前腕と足の側面の2点で体を支えている形です。使っていない反対の腕はまっすぐと上に伸ばしてください。15~30秒×3セットが目安。

90エルボー・アンクルストレートトランク(仰向けプランク)

仰向けになり両肘、足を伸ばして両足の踵をを床につけてください。目線は上に向け、体は頭・肩・腰・膝・踵を一直線にしてキープします。15~30秒×3セットが目安。

バーチカルアームレッグベント

手のひらを前に向けて両腕をあげて、足を肩幅に開きまっすぐに立ちます。両手の指先から頭・肩・腰までを一直線キープして膝を曲げます。腰が反ったり、背中が丸まったりしないように注意しながら行いましょう。立って行う体幹トレーニングなので、マットがない場所でも気軽にできます。15~30秒×3セットが目安。

 

これらの体幹トレーニングは、長い時間すれば良いというわけではありません。最初のうちは15秒×3セットから始め、慣れてくると動きを付けるなど強度を上げていってください。動きを付けたトレーニングには3秒~5秒かけて動く、できる限り早く同じ動作を繰り返すなどといったものがあります。基本的には3セットで行いますが、個人の体力差に応じて、体力がない場合には1~2セットからはじめるようにしてください。体の様子を見ながら調整していってください。

3.まとめ

体軸を強化する体幹トレーニングは競技ダンスをする上で必ず必要なものです。ですが、一人で続けるのはなかなか至難の技。ここで紹介した体幹トレーニングはほんの一部です。骨盤太郎はマンツーマンだからこそできる質の高いトレーニングを行っています。試合に合わせて専属のトレーナーが細かいトレーニング内容を考えます。短期間で体幹を鍛えたい方はぜひ一度ご相談ください。

出典:スタビライゼーションオフィシャルブック/安光達雄著

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